君と歩いた道
涼の話は
今日の帰りに一緒になった河崎莉桜っていう女バスの子が
涼が無理して笑ってるのを気付いてくれたとの事だ。
『で?
涼はその子が好きなわけだ?』
「はぁ?……//誰もんな事言ってねぇよ……//」
電話越しでも涼が照れてるのが分かる。
こいつは小さい時から俺と違って不器用で鈍感だ。
『まぁ頑張れよっ』
「頑張れよって何がだよ?俺は…好きじゃねぇぞっ!
ただその……///嬉しかっただけだからな//
そんだけだよ…じゃ~なっ」