君と歩いた道
五十嵐遠矢




もちろん朝早いため
門があいてるわけがなく
アタシは裏のサクを
乗り越えて体育館裏の中庭に走った。





ないっ…



もしかして
誰かに拾われた……??




ないっ…ないっ…ないっ!!




「もしかして…

君の探し物ってコレ?」




後ろから声がした。




振り返ると━━━━






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