君と歩いた道





大型トラックは近くの交差点で左折した。



「大丈夫。曲がった………よ…って莉桜ちゃん何で泣いて…るの??」



『えっ━━━?』



気付けば泣いていた…。




遠矢先輩がひかれるわけないのに………



そもそもひかれる距離なんかじゃなかった………。




でもアタシの手は震えたまま遠矢先輩の袖を掴んでいた。








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