君と歩いた道




ベンチに戻るともう次の試合が始まっていた。




「莉桜ちゃん。もうベンチ片付いたよ?」


後ろから蘭架さんが言った。


『あっ…本当にすみません……!!ありがとうございました』


「マネージャー…
辞めないんだね…??」


『何で知ってるんですか……??まさか盗み聞き…』


「してないわよっ!
ずっとベンチ片付けてた。
莉桜ちゃんの顔見たらすぐ辞めないんだってわかっちゃった♪」




< 86 / 173 >

この作品をシェア

pagetop