星は瞬き君に微笑む
もー、春ー。


ジトーっと春の方を向くとテヘッとしている春。


「あの、奈都乃さん。私達のクラスの空いてる席って誰ですか?」


奈『空いてる席?んーと、Aは…』


と分厚いファイルをめくる奈都乃さん。


奈『あー!あったあった。朝顔の奴ら。』


朝顔?何かのグループなのかな?


春『奈都乃さん、朝顔ってなにー?』


その質問に固まる奈都乃さん。


奈『もしかして貴方たち、朝顔のこと知らない?』


え、そんなに有名なの?


「有名なんですかー?」


奈『まあ、裏の世界の人たちだから裏の奴らからしたら、有名なのかもね。』


それって、もしかして…


春『それって、暴走族ってことですか?』



もし、そうならこれは凄いチャンス。


逃す訳にはいかない。

 

奈『そうだけど、もしかして興味あるの?』 


その言葉に黙る春と私。



私は決めたんだ、やりとげるまでにげない!


「はい。私暴走族に入ろうとおもうんです。」


驚く奈都乃さん。


奈『智和、貴方それがどういう事かわかって言ってるの?』


十分分かってるつもりだ。
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