星は瞬き君に微笑む
【智和】




「んんっ…」




頭の痛みで目が覚める。




目を開くと、目の前には知らない景色。





「どこ、ここ…。」




起き上がろうとしたが、てが縛られていることに気づく。




「嘘、でしょ…。」





なんて一人で絶望してると





ガチャ





扉が開きそこから出てきたのはコンビニで襲ってきた不良だった。




?『よぉ。起きたか。俺はここのトップ、入江だ。』




そいつは入江だと言った。





「い、りえ…?」






入『久しぶりだなぁ、オネェさんよぉ。』






カタカタカタカタ





体が震え出す。   





なんでっ。なんであんたがここにっ。





入『なんでって顔してんなぁ?』





「なんで、ここにいるのよっ!」





『俺の兄は入江 正広。お前よく知ってるんじゃない?クククッ』





あぁ、あんだけ逃げたのに世界は広いようですごく狭い。





逃げたつもりが逃げれてなかったのね。






目の前が暗く、前みたいに闇に染まっていく感覚がした。





入『おい、こいつやっていーぜ。』





ぞろぞろと部屋に入ってきたのは入江の仲間らしい男たち。





「な、にす、るの…?」




嫌な予感しかしない。
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