射られる的【BL】
とある大学の弓道場で_

翔馬「吾妻先輩、お疲れさまです!」

汗を流していた先輩にタオルを渡す

大斗「お、ありがとね翔馬」

笑顔でタオル受け取り汗を拭いている、
このイケメンは吾妻大斗(あずまたいと)〈22歳〉俺のサークルの先輩。

顔も性格も成績も良くて、弓道も上手い。
もちろん人望だってある。
そう!先輩は完璧な男!
こんな人いたら憧れないわけがない!

それに比べて俺は…
浦崎翔馬(うらさきしょうま)〈20歳〉
どこにでもいる平凡な人間だ。
顔も成績も…うん。それなり、のはず!

なのに

大斗「翔馬~!手出して?」

翔馬「?、なんですか?」

大斗「はい!翔馬 飴あげる。疲れた時なめな」

翔馬「あ、ありがとうございます!!」

大斗「どーいたしまして!その飴、翔馬にだけだからみんなには内緒な?」

翔馬「は、はい!」

俺…何故かすっごく可愛がられてるんです。
だから俺も懐いちゃった♪

おかげでなんの面白みもなかった
俺のキャンパスライフが楽しいものに!
先輩と出会えて本当によかった!





_この時はそう思ってた。



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