ヤンデレ歌い手たちにストーカーされていた件について2
「リギルく〜ん?あとで覚えとけよ?」

南斗と羽白にそう言われると、リギルは顔を真っ青にしながら音羽を離す。ようやく解放されたことに音羽はゼエハアと大きく息を吐いた。突然のキスに心臓がうるさい。しかし、音羽の中にあるのはAltairへの愛情ではなく恐怖だ。

「お願いです!家に帰してください!!」

音羽がそう言うと、四人の顔は一気に黒い笑顔に変わる。音羽がしまったと思った時にはすでに遅く、れだにベッドに押し倒され、羽白に足を捕らえられ、南斗とリギルに腕を押さえつけられていた。

「やだッ!放して!!家に帰りたい!!」

「うるさい口は塞いだ方がいいよね?」

れだはそう言った後、音羽にキスを繰り返す。音羽は最初は抵抗しようとしたものの、四人の男性に押さえつけられ、先に音羽の体の力が限界を迎えた。

「ダメ、一生俺らとここで暮らすの」と南斗。

「ああ,可愛すぎ」とれだ。

「もう襲っちゃっていい?」とリギル。

「音羽は俺たちのもの」と羽白。
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