ヤンデレ歌い手たちにストーカーされていた件について2
音羽は四人に体のあちこちにキスをされる。そして何度も口腔内を舌でかき乱され、息の限界を迎えた音羽は意識を失ってしまった。

そして、目を覚ましてから音羽は強く決意する。この四人から逃げ出してもとの暮らしを取り戻すということを……。



それから時は流れた。鎖を外された音羽はリビングで南斗とれだとテレビを見ている。そこに、会社からリギルが帰って来た。

「音羽、これ買ってきたから夕食の後でみんなで食べようか」

「これってケーキ?どうして?今日って何かの記念日だっけ?」

首を傾げる音羽に、リギルは優しく頭を撫でる。そして何の日か理解したのかれだと南斗も音羽の首すじにキスを落として抱き締めた。

「今日は音羽がここに来て一年が経つ日だよ!お祝いしなきゃね!」とれだ。

「じゃあ今日の夕食は音羽の好きなグラタンだな」と南斗。

「じゃあ、早速作るんで南斗くん手伝って」とリギル。

「わ〜い!楽しみだな」と音羽。その顔に恐怖などは微塵も感じられない。音羽は今、心から笑っている。
< 6 / 9 >

この作品をシェア

pagetop