もう誰かを愛せはしない
1・礼羽の行方
私は大学を卒業した後、OLとして働き出した。
入社して2年が経っても私は
幸せとか悲しみとか
何の感情も感じられないくらい、忙しい毎日を送っている。
今日も午前中の仕事を終え、ランチに行こうとしたらタイミング良く電話が掛かってきた。
「今メイサの会社の近くにいるんだけど、一緒にランチ行かない?」
着信主は美佳。
美佳は歩いて行ける距離の会社に就職した。
その為、卒業しても変わらず美佳との仲は続いている。
「私も丁度今からランチの時間だったんだ。すぐ行くね」
私はバッグを持つと、オフィスから出た。
「メイサ〜♪」
手をブンブンと振る美佳に駆け寄ると、並んでパスタの美味しい洋食屋に向かった。
「美佳は亮太と上手くやってるの?」
「うん。全く変わらないよ」
「大学を卒業して2年経っても、美佳達は変わらないんだね」
私の大学生活は、翔介と別れてからは特別なこともなく足早に過ぎて行ったからなぁ…。
私のそばにいつもいた美佳と亮太は、4年間喧嘩をする事もなくずっとラブラブだったもんね。
…どうしたら1人の相手をずっと大切に出来るんだろう。
やっぱり私が難しく考え過ぎてるだけで、私の悩みなんてもっと簡単なことだったのかな?
入社して2年が経っても私は
幸せとか悲しみとか
何の感情も感じられないくらい、忙しい毎日を送っている。
今日も午前中の仕事を終え、ランチに行こうとしたらタイミング良く電話が掛かってきた。
「今メイサの会社の近くにいるんだけど、一緒にランチ行かない?」
着信主は美佳。
美佳は歩いて行ける距離の会社に就職した。
その為、卒業しても変わらず美佳との仲は続いている。
「私も丁度今からランチの時間だったんだ。すぐ行くね」
私はバッグを持つと、オフィスから出た。
「メイサ〜♪」
手をブンブンと振る美佳に駆け寄ると、並んでパスタの美味しい洋食屋に向かった。
「美佳は亮太と上手くやってるの?」
「うん。全く変わらないよ」
「大学を卒業して2年経っても、美佳達は変わらないんだね」
私の大学生活は、翔介と別れてからは特別なこともなく足早に過ぎて行ったからなぁ…。
私のそばにいつもいた美佳と亮太は、4年間喧嘩をする事もなくずっとラブラブだったもんね。
…どうしたら1人の相手をずっと大切に出来るんだろう。
やっぱり私が難しく考え過ぎてるだけで、私の悩みなんてもっと簡単なことだったのかな?