もう誰かを愛せはしない
礼羽といる毎日を過ごしていると、長い夏休みがやってきた。
みんな夏休みだー♪って喜んでるけど
私は高校生になんてからは夏休みが嫌いだ。
だって、部活をしている礼羽と1ヶ月も会えないから。
付き合ってるワケじゃないから、会う約束をするのは簡単な事じゃない。
携帯を覗いて、着信やメールが来てると礼羽かも!って思って1人で勝手に傷ついていた。
会いたい。
会いたいよ、礼羽。
そんな想いが募っていくだけで、1、2年生の夏休みは終わっていった。
そして明日から
高校最後の夏休みに入る。
「明日から夏休みなのに、何で浮かない顔してんだよ」
一学期最後の学校で、礼羽といつものように屋上で話していた。
「だって私、夏休み嫌いなんだもん」
「ふーん。変なヤツ」
礼羽はフッと笑うと、太陽の照りつける空に視線を移した。
夏休みも会ってくれる?
一緒に遊んでくれる?
言いたい事はわかっているのに、『部活だから』『面倒くさい』って断られるのが恐くて何も言えない。
どうでもいい話は出来るのに
どうして肝心な事がいつも言えないんだろう…。
みんな夏休みだー♪って喜んでるけど
私は高校生になんてからは夏休みが嫌いだ。
だって、部活をしている礼羽と1ヶ月も会えないから。
付き合ってるワケじゃないから、会う約束をするのは簡単な事じゃない。
携帯を覗いて、着信やメールが来てると礼羽かも!って思って1人で勝手に傷ついていた。
会いたい。
会いたいよ、礼羽。
そんな想いが募っていくだけで、1、2年生の夏休みは終わっていった。
そして明日から
高校最後の夏休みに入る。
「明日から夏休みなのに、何で浮かない顔してんだよ」
一学期最後の学校で、礼羽といつものように屋上で話していた。
「だって私、夏休み嫌いなんだもん」
「ふーん。変なヤツ」
礼羽はフッと笑うと、太陽の照りつける空に視線を移した。
夏休みも会ってくれる?
一緒に遊んでくれる?
言いたい事はわかっているのに、『部活だから』『面倒くさい』って断られるのが恐くて何も言えない。
どうでもいい話は出来るのに
どうして肝心な事がいつも言えないんだろう…。