もう誰かを愛せはしない
「…ライハはユウキさんを想っているのに、どうして私を好きになってくれたの?」
「…ユウキに似てたから」
あぁ…聞くんじゃなかった。
そう後悔したってもう遅い。
礼羽の言葉を聞いた後じゃ…。
「…私はユウキさんの代わりになるつもりはない。誰かの代わりとして愛されたって嬉しくない。…別れよう、ライハ」
「嫌だ」
「私は…高柳メイサを愛してくれる人を好きになる。私は私だよ!誰かじゃない!!」
礼羽は何かを言おうとしていたけど、もう何も聞きたくなかった。
私は礼羽を置いてその場から走り去った。
私に好きだと言ったのも
キスをしたのも
全てユウキさんにしていたんだね。
酷いよ。
私はちゃんと礼羽の事が好きだったのに…
幸せだったのに…!
携帯にぶら下がる礼羽とお揃いのクマのストラップを引きちぎり、遠くに投げようと腕を振り上げたけど…
その手を降ろした。
悔しい。
悲しい。
虚しいよ…。
礼羽のことを
こんなに愛している自分が。
「…ユウキに似てたから」
あぁ…聞くんじゃなかった。
そう後悔したってもう遅い。
礼羽の言葉を聞いた後じゃ…。
「…私はユウキさんの代わりになるつもりはない。誰かの代わりとして愛されたって嬉しくない。…別れよう、ライハ」
「嫌だ」
「私は…高柳メイサを愛してくれる人を好きになる。私は私だよ!誰かじゃない!!」
礼羽は何かを言おうとしていたけど、もう何も聞きたくなかった。
私は礼羽を置いてその場から走り去った。
私に好きだと言ったのも
キスをしたのも
全てユウキさんにしていたんだね。
酷いよ。
私はちゃんと礼羽の事が好きだったのに…
幸せだったのに…!
携帯にぶら下がる礼羽とお揃いのクマのストラップを引きちぎり、遠くに投げようと腕を振り上げたけど…
その手を降ろした。
悔しい。
悲しい。
虚しいよ…。
礼羽のことを
こんなに愛している自分が。