クールな歌姫は次期「sky」の総長候補～クールな歌姫の恋物語～

プロローグ

私、星吹結香(ほしぶきゆいか)が星咲高校に入学して2年目の4月。


私はいつものようにギターとマイクと通学カバンを持ち、パーカーのフードを被って、ヘッドホンを着けて登校する。


星咲高校は校則も厳しい学校ではないため、皆の
髪色・服装は様々で、私も髪色は青紫色で制服のブラウスの上に黒のパーカーを着用して、首には星のペンダントとヘッドホンをかけて、髪には桜の髪飾りを着けている。


そして、結香は放課後には音楽室で、ギターを弾きながら歌うことや、バンド活動をして毎日を過ごしていた。


この時の私はまだ自分がNo.1である暴走族「sky」に入り、次期総長候補になるなんて思いもしなかった。


また、桐夜(きりや)の親の都合で同居することになり、恋愛なんて興味ない・ケンカなんてくだらないと思っていた私が桐夜と次期総長候補の座をかけながら恋をするなんて、この時の私は知るよしもなかった。