裏はないちもんめ〜禁じられた少女たちの遊び〜
第6章「再・千帆を探せ」
そして21時。
3年1組の見慣れた景色を横目に、あたしたちは手を繋いで歌い出す。
「勝〜って嬉しいはないちもんめ」
『負け〜て悔しいはないちもんめ』
「千帆ちゃんがほしい」
『遥ちゃんがほしい』
相変わらず、地獄から響いてくるような背筋の凍る声だ。
それでも名前を呼ばれた遥は、強い瞳で前を向き続けていた。
「さ、はじめましょう。千帆を取り返すためのカミサマとのゲームを」
3年1組の見慣れた景色を横目に、あたしたちは手を繋いで歌い出す。
「勝〜って嬉しいはないちもんめ」
『負け〜て悔しいはないちもんめ』
「千帆ちゃんがほしい」
『遥ちゃんがほしい』
相変わらず、地獄から響いてくるような背筋の凍る声だ。
それでも名前を呼ばれた遥は、強い瞳で前を向き続けていた。
「さ、はじめましょう。千帆を取り返すためのカミサマとのゲームを」