新社長と二度目の恋 ~御曹司は私も子どもも離さない~


夏彦が仕事部屋にいると思って、そっとドアを開けると彼はPCのキーボードを叩いていた。

「夏彦」

そう呟くと同時に、夏彦の背中に抱き着いた。

「起きたか?」

夏彦は後ろを振り返らずに言う。

「うん。…仕事?」

「もう終わる。…これでよし」

キーボードを打ち終わってPCの電源を落とすこと、椅子に座ったまま振り返って夏彦は私を抱き寄せて私の身体を触り出した。

「…気分どうだ?」

「んっ、大丈夫。あっ…」

夏彦に胸にキスされて、舌で先端を舐められると…いつもの甘い声を上げてしまう。

「今日は…ダメっ…」

「…わかってるよ。風邪も引いてるしな」

そう言いながらも、夏彦は私の唇を塞いで舌を絡め捕って来た。

「んんっ…なつひ…ふぅっ…」

甘く深いキスを終えると、夏彦は私を見つめて言った。

「お前、こういう時…本当エロいな」

「な、な~~~っ!」

夏彦の発言に言葉が出ない。

…この男は本当に…!!

「…冗談だ。小腹がすいたな。お粥(かゆ)があるけど一緒に食(く)うか?」

「夏彦のバカ。…食べる」

私は顔を赤くして、そう答えた。


その後、再びベッドに入って夏彦に抱き締められながら眠りについた。



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