一年後の再会
「――雅哉、あたしに会いたくなかったの?」



突然の梢の発言に、雅哉はポカンと口を開けた。



「ま・・・まど・・か?」



「あたしは、ずっと会いたかったのに・・・」



「お、・・俺も会いたかった」



寂しそうに呟く梢を見て、思わずそう言った。



―――いつもの雅哉なら、絶対に信じなかっただろう。



しかし、今は違った。



真戸華は、この子の中で生きている。



―――真戸華は死んでいない!



何故だかそう思えた。


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