一年後の再会
「雅哉、来てくれたのね」



真戸華が目覚めた。



「真戸華!やっと出てきたのか」



雅哉の顔が、パッと輝く。



「ごめんなさい、ちょっと手間取っちゃって」



真戸華はそう言って小さくため息をついた。



―――まだまだ、この身体を操るのに時間がかかるわ。



どうしてもっと巧く出来ないのかしら?


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