一年後の再会
どうしたんだ、真戸華?



前のお前は、そんな事言うやつじゃなかっただろ?



心の中で呟く。



「―――今日の雅哉、変よ?」



真戸華が覗き込んで言った。



「何かあったの?」



「いや、別に・・・」



雅哉は慌てて首を振った。


――――時が真戸華を変えてしまった。



沈黙が流れる。



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