一年後の再会
「―――分かったわ。雅哉がおかしな理由」



「え?」



「―――あたしが、この子の身体を貰うって言ったからね。そうでしょ?」



「・・・」



真戸華の言葉に、雅哉は小さく頷いた。



「前の真戸華なら、そんなこと言わなかった」



「―――そうね。前のあたしならこんなこと、言わなかったかもね。



でも・・・今は違う。



一年前のままのあたしじゃない。



人は変わるでしょ、時が経つごとに。・・・・・雅哉はちっとも変わらないんだね」



そう言って真戸華は笑った。


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