一年後の再会
人は変わる・・・か。



そうかもしれないな。



雅哉は頷いた。



「―――いッ」



突然真戸華が小さくうめいて、頭を押さえた。



手からフォークが滑り落ちて、床でガチャンと音をたてる。



「真戸華!?」



「・・・こんな時に・・」



【梢】の意識が真戸華の邪魔をする。



もう少しでこの身体はあたしのもの。



あんたがどんなに抵抗したって無駄なんだから・・・



「真戸華!大丈夫か?」











「雅哉・・さん?」


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