一年後の再会
「一度死んだ人間が、生き返ってはいけないんだ・・・」



雅哉は小さく呟いた。




「――――誰が決めたの?」



梢がジロリと雅哉を睨んだ。



「こ、梢ちゃん?」



「あたしは、真戸華よ」



「!!」



雅哉の顔が青ざめる。



「あたしのこと、そういうふうに思ってたのね。よく分かったわ」



真戸華は勢いよく立ち上がると、店を出ていった。



< 36 / 42 >

この作品をシェア

pagetop