【完結】私に甘い眼鏡くん
二日目。
あんなに準備してきたが、今日でもう文化祭は終了だ。
一日目の売り上げ速報で私たちはぶっちぎりの一位だった。
しかし昨日横を通りかかったこだわりの和菓子屋が、口コミの影響で売り上げを伸ばしていた。単価が高いのである程度の客足でも売り上げが見込めるのだろう。
ちなみにあのヨーヨーの店は五位だった。
順調に増えていた売り上げが、午後過ぎたあたりからペースダウンしている。
「大丈夫?」
接客の合間にレジ横で頭を抱えていたなっちゃんに声をかけた。
「なにか‥‥‥もう一押し何かあれば逃げ切れるのに‥‥‥」
「もう一押しかあ」
「なんか、目新しいやつ。最終兵器みたいな」
ぶつぶつとなにか言い続けているので心配していると、東雲くんが教室に入ってきた。
「彩、そろそろ交代」
そのとき、私は一つの案が浮かんだ。
なっちゃんも東雲くんを見つめて目を見開いている。
そして私たちは声をそろえて言った。
「これだ!!!!」
あんなに準備してきたが、今日でもう文化祭は終了だ。
一日目の売り上げ速報で私たちはぶっちぎりの一位だった。
しかし昨日横を通りかかったこだわりの和菓子屋が、口コミの影響で売り上げを伸ばしていた。単価が高いのである程度の客足でも売り上げが見込めるのだろう。
ちなみにあのヨーヨーの店は五位だった。
順調に増えていた売り上げが、午後過ぎたあたりからペースダウンしている。
「大丈夫?」
接客の合間にレジ横で頭を抱えていたなっちゃんに声をかけた。
「なにか‥‥‥もう一押し何かあれば逃げ切れるのに‥‥‥」
「もう一押しかあ」
「なんか、目新しいやつ。最終兵器みたいな」
ぶつぶつとなにか言い続けているので心配していると、東雲くんが教室に入ってきた。
「彩、そろそろ交代」
そのとき、私は一つの案が浮かんだ。
なっちゃんも東雲くんを見つめて目を見開いている。
そして私たちは声をそろえて言った。
「これだ!!!!」