トーク!トーク?
「どうしたの?まだ食べてないじゃん。あ、だめだよ!今更やっぱ食べません!みたいなの。挑戦だよ!チャレンジだよ!」
オレは、首を横に振る。
「最初から、宇吹にやるために頼んだんだ。食べろよ。」
しかし、それは宇吹にとって不満だったらしい。
たぶん、一緒にケーキバイキングに行けないから。
「だってぇ・・・。しょうちゃん、食べてくれると思ったのにぃー・・・。」
おいしそうに食べていた、フルーツタルトをツンツンといじりだした。
こらこら、食べ物で遊ぶんじゃありません。
「大丈夫だって。ケーキバイキングには連れて行ってやる。」
そうじゃないの!と、宇吹は机をたたいた。
「私は、しょーちゃんと一緒にケーキを食べたいの!ケーキバイキングには一人でもいけるもん!だけど、しょーちゃんと一緒だから行きたいの!分かる?」
あ・・・そういうことか。
「わかった。でも、これは食べれない。」
どうして?と首を傾げる宇吹。
「だって、生クリームの量がハンパじゃないから。」
ケーキバイキングにも甘さ抑え目とか、生クリームが少ないケーキがあるはずだ。
たとえば・・・。わからんがな。