そばにいろ
「陸さんまた告白されたんですかぁ??
いいなぁぁぁあ!俺もモテてーーーー」
「陸、顔だけはいいからな。笑」
祐介と拓真が俺を見ながらそんなことを言っている。
そんなに告白されることが羨ましいのだろうか。
好きでもない女から何回も
「毎回告白されんのもめんどくさいだけだ」
思ったことをそのまま言っただけなのに
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?????」
祐介が過剰に反応してきた。
「男はモテてなんぼ!告白されてきてなんぼなんですよ!!!
それをめんどくさいなんて!!!
はぁぁぁ!僕なら口が裂けても言えないですね!!!!!!」
祐介のあまりの迫力に圧倒された。
そして拓真が俺を諭すように
「大事なのはお前がその子の事を好きかどうがじゃなくて、その子がお前を好きになったかどうかなんだよ。」
「ふーん」