そばにいろ
一人ぼっち

美咲side







85点…

私は期末テストの結果を見て落胆した。



平均点60点のテストでこんな点数。しかもクラス1位すら取れなかった。


「お母さんにまた怒られる…」


私は恐る恐る家に帰った











「ただいま…」


「あら、おかえりテストどうだったの」


「…」

私は黙ってテストの解答用紙を渡した。





「なんなの?この点数は!!
こんな簡単なテストで100点取れないなんて」

「ごめんなさい…ごめんなさい」

「謝るくらいなら点数取ってきなさい!
あなたのそんな無様な面見たくないの!」



母親は私のことを見下すような蔑むような目で見られ、永遠暴言を浴びせられた。






私はただ謝ることしか出来なかった。



「あなたは今日の晩御飯抜きよ。
食べる前に勉強しなさい」





「……はい」



勉強しなきゃ…勉強…
勉強すれば褒められる。そうだ…勉強しなきゃ。



私は自分の部屋に閉じこもって勉強した。ご飯も食べず、お風呂にも入らず。
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