そばにいろ
美咲side
せっかく忘れようとしてたのに…
半田くん、なんであんなこと言うの。
ますます忘れられなくなっちゃうじゃん!!
ピンポーン
誰だろう。まぁどうせお母さんの仕事の人だろうな
「美咲は今勉強してます。」
そんな声がうっすらと聞こえた気がした。
「まさかっ!…」
私は急いで部屋のカーテンを開けて外を見た。
そこには陸くんがいた。
涙がボロボロと溢れてきた
そして急いで階段を駆け下りた
「ちょっと…美咲っ!」
お母さんが止めるのも聞かずに。