そばにいろ


「んー…。はぁ。」

もう朝か。って10時っ!!!!

隣に陸くん…いないし…!!!
お世話になってるのに私の方が遅く起きるなんて。


「陸くん!」

「あ…お、おはよ。その…昨日はごめん…」


陸くんも朝起きて自分の状況にとても驚いたらしい。

「私もびっくりしたよ。急にベッドから陸くんが落ちてくるんだもん笑」

「ほんとに…ごめん」

「大丈夫だよ!」


私も昨日の夜そんなに悪い気しなかったし…笑



「朝ごはん食え。食ったらすぐ行くぞ」

「朝ごはんって…カップラーメン??」

朝からこんなもの食べてるの!?


「ダメだよ!こんなもの食べてちゃ!
ちょっと待って。私が何か作るから」

とは言ったものの冷蔵庫を見ても空っぽだった。

「料理とかめんどくせぇだろ」

「いや、毎日カップラーメンとかはダメだよ!」

って言っても私がそんなに料理出来る訳じゃないけど…

「今日一緒に買い物とか行か、行かない?」

「あぁ。いいよ」


買い物に誘うだけでこんなに緊張してちゃダメだよね。






「よし、そろそろ行くぞ。」
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