そばにいろ
「あぁ!篠原ー!」
「あ、半田…くん。」
あんな事あったのに、こんな普通に接して大丈夫なのかな。それとも私が心配しすぎなのかな…
少し戸惑っていると、半田くんが耳元で囁いてくれた。
「この前のことは気にしなくていいから。普通でいよ。俺もお前も。」
「うん。」
半田くん私の事察してくれて…。
「怜央さんはもう少ししたら来ると思う」
「怜央さんって?」
「うちの総長だよ」
総長。絶対怖い人だよね…
なんか怖くなってきた。。。
「総長に会うのこわい?」
「きゃっ!」
まただ。拓真さんは予期しない時に急に話しかけて来る。
「えっと…は、はい。」
「大丈夫だよ。総長全然怖くない優しい人だから。仕事もしてるし」
「そうなんですか!?」
なんか私の暴走族のイメージとどんどんかけ離れていく。
倉庫の感じとかすごいそれっぽいんだけど…
なんかみんなすごく優しいし。