ドラマみたいにはいかない
それからの学校生活は夢のようだった。

廊下ですれ違う時、友達にバレないようにこっそりと会釈した。

メールをしてることを友達にも話さなかった。
ー私と成瀬先輩だけの秘密にしたくて。


成瀬先輩もきっとそうだった。
友達にバレないように私の方みて微笑んでくれてるようだった。

成瀬先輩は私がいつ見ても沢山の友達に囲まれて、笑っていた。
面白くて優しくて余裕のある人。

好きにならないわけないじゃん。
真っ直ぐに、純粋に、恋してた。
< 6 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop