おはよう、神様。
「遠山。」壁に背をあずけて、私を指名してきた先生が私を呼び止める。
「先生は知っていたのですね。私が生きることに無頓着なことも、私が死を羨ましいと思っていたことも。」
ふっと笑って「どうだかな。」なんていう先生はやっぱりずるくて汚いけれど。

それでも、私は今日を生きようと思う。
だって、私はこの世界の神様だから。
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