【修正版】クールで無表情な同期が十年間恋情を患っていた理由
そんな僕の気持ちも知らずに、
その後も流れる都内の夜景を見ながら、取り留めのない話しを降ってくれる彼女。
「今日の飲み会でさー」
「同期のあの子がさー」
この時間が永久に終わらなければいいのに。
この笑顔が僕だけを見ていてくれたら、どんなに幸せだろう。
そんな夢みたいなことを考えていた、そんなとき
急に、彼女が言葉を途中にして黙り込んだ。