砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
あの3人の嬉しそうな顔が浮かぶ。

「着いたよ。チナ。」

今日もアムジャドのベッドに、座らされる。

「待った!今夜もすぐ私を抱くの?」

「ダメ?」

やる気満々のアムジャドに、ついていけない。

「あの……そんなにしなくても。」

「どうして?僕はチナを、一晩中抱いていたい。何度も君の中で果てたいと思うよ。」

そんなエロい事言われても、一晩中なんて私の体がもたない。

「ごめん。寝る前ならいいけれど。」

「そうか。チナの言う事を聞くよ。」

アムジャドは、優しく抱きしめてくれた。

「そうだ。チナは、お香が気に入ったと言っていたね。チナの為に、お香をたこう。」

「そうね。何の香りがあるの?」

お香か。日本にいる時、少しだけはまっていた時があったな。
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