砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「その通りだ。」

私とアムジャドは、両手を合わせた。

「さすがだ。」

「えっ?」

「チナは、どんどん強くなっていく。魅力的な女性になっていってるよ。」

「ええ?」

魅力的な女性だなんて、日本の男性は言ってくれないだろうなぁ。

ははは。逆に照れちゃう。

「益々、誰にも渡したくなくなる。」

アムジャドは、私の手の甲にキスを落とした。

「だとしたら、アムジャドの愛のおかげよ。」

「僕の?そうだとしたら、嬉しいな。」

改めて見ると、アムジャドはカッコいいと思う。

こんなカッコいい人に愛されているなんて、私は幸運だと思う。


「じゃあ、いつがいい?あっ、もう2週間しか時間がないんだっけ。」

「そうだな。のん気に考えている時間はない。明日はどうだ?」

「明日!?」
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