砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
一人の医師として
そして2年の歳月が過ぎ、私はモルテザー王国に帰って来た。

あの時と同じように、飛行機とバスを乗り継いで、モルテザー王国に着いた。

そしてあの時と違う事は、アムジャドが迎えに来てくれた事だ。


「お帰り、チナ。」

「ただいま、アムジャド。」

私は日本から持ってきた機材を置いて、アムジャドに抱き着いた。

「ああ、アムジャドの匂いがする。」

「チナが気に入ったと言うから、香を変えなかった。」

アムジャドの匂いに包まれ、私は幸せだった。

「また、こんなところでイチャイチャしてる。」

そう、それに津田先生も、私と一緒について来た。

「早く土井先生の元へ行こう。先生も待ってるだろう。」

「はい。」

私は津田先生と一緒に、またバスに乗り込もうとした。
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