砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
困るんだ
部屋に着くと、私達は服を脱ぎ合った。

「はぁ……」

首筋に当たるアムジャドの唇が、これからの甘い時間を予感させた。

「綺麗だよ、チナ。」

身体にキスされる度、湧き上がる感情を、私は持て余していた。

「待って……私……初めてなの。」

「えっ?」

アムジャドが私を見降ろした。

「本当なのか?」

「本当よ!」

するとアムジャドは、私を抱きしめてくれた。

肌と肌が合うこの感触。たまらない。

「嬉しい。俺だけしか知らないチナがいるなんて。」

その言葉を聞いて、体が疼いた。

「一つになるよ。」

「うん……」

熱いモノが、私の体の中に入って来た。

「んん……」

「辛くないか?チナ。」

「ううん。」

「動くよ。」

アムジャドの腰が動く度に、私の体に快感が走る。
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