砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「いいわよ。」

ジャミレトさんはニヤッとしていた。

私は自分の部屋に帰って、ベッドにダイブした。

何よ。何なのよ!

仕事から帰って来たと思えば、廊下であんな事言いだして。

宮廷音楽?踊り?やってやろうじゃない。


すると廊下でのやりとりを聞いたサヘルが、部屋の中にやってきた。

「聞きましたよ。ジャミレト様と踊りの対決をするんですって?」

「ええ。やるわ。サヘル、踊りに詳しい人集めてくれる?」

「その必要はございません。」

「えっ?」

サヘルは、にっこりと笑った。

「私がお教えします。」

「サヘル、できるの?」

「これでも、前王妃様に踊りを教えておりました。お任せ下さい。」

「サヘル。」

私はサヘルの手を握った。

問題は、私の体力ね。

仕事が終わった後に、練習できるかな。
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