砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「では、今日から始めましょうか。」

「今日から!?」

「えー、何でしたかしら。良い事は直ぐに始める。」

「善は急げ?」

「そうです、そうです。」

サヘルは、私をベッドの脇に立たせた。

「まずは、基本の動きです。」

「はい。」

サヘルが動きを見せると、私はそれを真似て動き出す。

「さあ。これをまずは、マスターしましょう。」

「すぐできるわよ。」

私は、難なくクリア。

「お見事です。では、次の動きです。」

すると急に、艶めかしい踊りに変わった。

「待って。そんなクネクネした踊りなの?」

「当たり前です。皇太子の前で踊ると言う事は、今夜皇太子に部屋に来てほしいと誘う事です。セクシーに踊らなくてどうするんですか。」

「ええ?」
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