砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「千奈ちゃん?」
青い顔をした私を、覗き込んだ先生。
「分かったね。もうアムジャドとは会わないようにするんだ。」
「無理よ。」
アムジャドの顔が思い浮かぶ。
「私、アムジャドに抱かれた。」
「千奈ちゃん……」
アムジャド、今直ぐに会いたい。
今すぐに会って、何も心配するなって、私の不安を取り去ってほしい。
「そうか。そんなに彼の事を……」
私は黙って、頷いた。
「それでも考え直してくれ。考え直してアムジャドと別れたら、また僕の元に戻ってくればいい。」
「先生?」
「一度君を幸せにすると誓ったんだ。誰に抱かれようと、その想いは変わらない。君は安心して、戻って来ていいんだよ?」
はいと、言えなかった。
それは、ある意味先生に甘えているだけで、自分の歩くべき道じゃないと思えたから。
青い顔をした私を、覗き込んだ先生。
「分かったね。もうアムジャドとは会わないようにするんだ。」
「無理よ。」
アムジャドの顔が思い浮かぶ。
「私、アムジャドに抱かれた。」
「千奈ちゃん……」
アムジャド、今直ぐに会いたい。
今すぐに会って、何も心配するなって、私の不安を取り去ってほしい。
「そうか。そんなに彼の事を……」
私は黙って、頷いた。
「それでも考え直してくれ。考え直してアムジャドと別れたら、また僕の元に戻ってくればいい。」
「先生?」
「一度君を幸せにすると誓ったんだ。誰に抱かれようと、その想いは変わらない。君は安心して、戻って来ていいんだよ?」
はいと、言えなかった。
それは、ある意味先生に甘えているだけで、自分の歩くべき道じゃないと思えたから。