砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「でもこうして、僕の為に頑張ってくれているチナが愛おしいよ。」

「アムジャド……」

こうしてぎゅっと抱きしめられると、愛されている気がするの。

そう思うと、もっと頑張ろうと思う。

「見ててね、アムジャド。本番では、悩ましいくらいにアムジャドを誘うダンスをしてみせるわ。」

「それは楽しみだ。」

そして私達は、向かい合って眠りについた。

「明日もいい日になれば、いいなぁ。」

「なるよ。僕が保証する。」

見つめ合う瞳の中に、私の姿が映る。

好きな人と一緒にいる。

そんな幸せを噛み締めながら、私はその夜、アムジャドの腕の中で眠りについた。


アムジャド。

私、あなたのパートナーに相応しい女になるように、仕事も踊りも頑張るわ。
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