砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「そりゃあ、そうだけど……」

そして勝負の結果は……

当然皆、ジャミレトさんを押していた。

アムジャドも頷いている。

「勝者はジャミレト様!」

ジャミレトさん側の女中達は、勝った勝ったと喜んでいる。

するとジャミレトさんは、アムジャドの前に座り込んだ。

「恐れながら、勝者である私の願いを聞き届けて頂けますか?」

「何だ?」

「三日三晩、私の部屋に通って頂きとうございます。」

えっ!?

三日三晩!?

それって、アムジャドを独り占めするって事じゃない!?

自分で独り占めするのは良くないって言っておきながら、何それ!

「……いいだろう。」

アムジャドの答えに、頭がゴーンと鳴る。

承諾しちゃうんだ、アムジャド。

これで私は、三日間一人寝決定。
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