砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
それから2日間。
隣国の検査で結果が出るまで、私は診療所に寝泊りした。
久しぶりの診療所での夕飯に(宮殿から毎晩送られてくる)懐かしい気持ちになったけれど、柔らかいモノしか食べる事ができない子供達を見て、居たたまれなくなった。
中には食べたくないと、食欲のない子もいて。
「食べないと、病気に負けちゃうよ。」
と言っては、一口でもいいから食べさせた。
そしてそれから2日後。
突然、アムジャドとイマードさんが、診療所に現れた。
びっくりしたのは、診療所の皆だ。
「アムジャド皇太子!」
土井先生は、診療所に入ろうとするアムジャドを止めた。
「病気はまだ原因不明です。どうか中には入らないで下さい。」
「原因不明ではない。隣国の検査結果が出た。」
私達はハッとして、その結果が書いてある紙を貰った。
【この地域で時々流行る風土病と見られる。
抗生物質が病原菌に効くと思われる。】
隣国の検査で結果が出るまで、私は診療所に寝泊りした。
久しぶりの診療所での夕飯に(宮殿から毎晩送られてくる)懐かしい気持ちになったけれど、柔らかいモノしか食べる事ができない子供達を見て、居たたまれなくなった。
中には食べたくないと、食欲のない子もいて。
「食べないと、病気に負けちゃうよ。」
と言っては、一口でもいいから食べさせた。
そしてそれから2日後。
突然、アムジャドとイマードさんが、診療所に現れた。
びっくりしたのは、診療所の皆だ。
「アムジャド皇太子!」
土井先生は、診療所に入ろうとするアムジャドを止めた。
「病気はまだ原因不明です。どうか中には入らないで下さい。」
「原因不明ではない。隣国の検査結果が出た。」
私達はハッとして、その結果が書いてある紙を貰った。
【この地域で時々流行る風土病と見られる。
抗生物質が病原菌に効くと思われる。】