砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
うそおおお!

イマードさんが、ジャミレトさんにプロポーズしている。

「今は考えられないわ。」

「そうか。」

うー。断られて、悲しい顔をしているよ。イマードさん。

「でも……これからは、有り得そうだけどね。」

「ジャミレト……」

もう二人の間に流れるラブラブな雰囲気に負けて、私は戻ってきてしまった。

「ジャミレトの様子はどうだった?」

「私達が心配する事はないみたい。」

私は両手を挙げて、参ったのポーズ。

「そうか。ジャミレトは意外に強いからなぁ。」

「そんな訳ないでしょ。好きな人に振られて。」

そう言うとこは鈍感なアムジャドに、教えてあげた。

「イマードさんが、ジャミレトさんにプロポーズしていた。」

「イマードが!?」

アムジャドはすごく驚いている。

「あいつ、上手く隙をついてやったな。」

「知っていたの?イマードさんが、ジャミレトさんを好きだって。」
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