砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
婚約者
車の運転手の人がすぐに救急車を呼んでくれて、私とアムジャドは病院に向かった。
「アムジャド……私よ、千奈よ。分かる?」
薄っすらと目を開けたアムジャドは、うんと頷いた。
「ご家族の方?」
救急隊の人に、声を掛けられた。
「いいえ。恋人です。」
「彼女さん、家族の連絡先知っている?」
「すみません。私、分からなくて……」
こんな時、どうすればいいんだろう。
その時、イマードさんの顔が浮かんだ。
彼は、アムジャドの友人……ううん、それ以上の関係なのかもしれない。
”アムジャト様”
そう呼んだイマードさんに、連絡しなければならない気がした。
「彼、留学生なんです。大学に連絡してみてもいいですか?」
「はい。」
私はスマホから、大学の留学生会館に連絡し、イマードさんに来てくれるように頼んだ。
「アムジャド……私よ、千奈よ。分かる?」
薄っすらと目を開けたアムジャドは、うんと頷いた。
「ご家族の方?」
救急隊の人に、声を掛けられた。
「いいえ。恋人です。」
「彼女さん、家族の連絡先知っている?」
「すみません。私、分からなくて……」
こんな時、どうすればいいんだろう。
その時、イマードさんの顔が浮かんだ。
彼は、アムジャドの友人……ううん、それ以上の関係なのかもしれない。
”アムジャト様”
そう呼んだイマードさんに、連絡しなければならない気がした。
「彼、留学生なんです。大学に連絡してみてもいいですか?」
「はい。」
私はスマホから、大学の留学生会館に連絡し、イマードさんに来てくれるように頼んだ。