砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
「……私の身にどんな世界が迷い込んだとしても、アムジャドと一緒にそれを乗り越えたいと、思っています。」

「回りくどいいい方ね。それは、将来アムジャド様と結婚したいって言う事?」

「はい!」

自信を持って言った。

私はアムジャドの為に、強くなるんだから。

「そう。お互い、結婚したいと思っているのね。」

「ああ、そうだ。」

繋いだ手が熱くなって、アムジャドを見ると、顔がほんの少し赤くなっていた。

「では、私はどうなるのでしょう。アムジャド様。」

アムジャドとジャミレトさんは、見つめ合った。

「君には申し訳ないが、婚約を破棄したい。」

私は、目を大きくした。

「婚約!?」

アムジャドと結婚を約束しているの?

「そうよ。私がアムジャド様の婚約者よ。お互いの家が認めるね。」
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