砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
それから数日後、アムジャドに呼ばれ、私はこの前行ったカフェに行った。

お店のドアを開いて、アムジャドを探す。

でもどこにもいない。

あれ?私、お店間違ったかな。

一旦お店を出ようとすると、店員さんに声を掛けられた。

「いらっしゃいませ。」

「あっ、あの……」

その店員さんを見て驚いた。

「アムジャド!」

「ははは?びっくりした?」

私は驚きのあまり、口をぽかーんと開けた。

「どうして……」

「ここで働く事になったんだ。」

「ここで!?」

他の店員さん達を見ると、クスクス笑っている。

信じられない。

アムジャドが、カフェでアルバイトなんて。


その時だった。

「アムジャド様!」

ドアがガランと開き、息を切らしたイマードさんが。

「聞きましたよ!アルバイトをするとか!」
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