砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
別れは突然に
朝起きたら、隣にアムジャドが眠っていた。

スース―と寝息を立てて、とても気持ちよさそう。

起こさないようにベッドを出ようとすると、アムジャドに後ろから抱き寄せられた。

「離さないと言っただろう?チナ。」

「お手洗いよ。直ぐに戻ってくるわ。」

「うん。」

アムジャドの腕をすり抜けて下着を履くと、アムジャドはまたベッドに横になっていた。

そんな姿を見ると、幸せな気分になる。

普段はどんな生活をしているのだろう。

皇太子って、何をするんだろう。

うーん。謎過ぎる。


トイレに行って戻って来たら、アムジャドが手を広げて待っていた。

私がベッドに戻ると、そのままアムジャドに押し倒された。

「朝も愛し合おう。」

「うん。」

せっかく履いた下着を脱がされ、私達はまた甘い世界へと、溺れて行った。
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