砂漠での甘い恋~女医は王子様に溺愛される~
思わず、顔がぼっと赤くなった。

そんな事言われた事ないから、すごく嬉しい。


「……今度、どこかへ行こうか。」

「えっ?」

「デート。」

「は、はい!」

突然の緊張。デートって、恋人同士がするヤツですか。

「今度の土曜日の昼間は?」

「はい。大丈夫です。お弁当作って来ますね。」

「いや。その日は外で食べよう。」

顔がニヤけて止まらない。

どうしよう。先生の優しさが嬉しくて嬉しくて、たまらない。

「ああ。今から待ち遠しいよ。」

一回り年上の先生が、私とのデートを待ち遠しく思うなんて。

私、幸せだよね。

「晴れると、いいですね。」

「予報は晴れだから、大丈夫。」

こんな他愛のない話で、安心するなんて。

先生の告白を受けてよかった?

うん。よかったのかもしれない。
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