突発的ラブストーリー?

⑤眼光が光る









「えッ!?」



男が伸ばそうとしていた手を止めた。



「なー、お前誰の許可とってミナミに触ってんの??」




聞きたかった声だった。





「…こ、むろ」



「…小室、雄一」


男が恨めしそうに小室を睨み付けた。



けど小室はそれ以上の目力で男を睨み付ける。




「ミナミ、こっち」



来て、




と、あたしの腕を引き寄せる。



そして腕の中にすっぽりとはまった。








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