君以上君以下



土曜日の朝。


いつもはお昼近くまでゆっくりと寝ている私を携帯の着信音が邪魔をする。


「はい....」


寝ぼけながら電話に出た。


「美亜!!!」



華の大きな声が頭に響いた。


「華.....」


「あのね!よく聞いてね!?悠くんが見つかった!」


「えっ.....」


頭がうまく回らない。


「えっ!?」


なんで!?えっ!?


パニックになる。


だってもう諦めてた.....

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