30秒後に意味が分かるとゾッとする話
蘇らせの木
【蘇らせの木】
数百年前の中国で、とある高僧のもとに死んだ赤ん坊を抱えた母親がやってきた。
母親は自分の不注意で赤ん坊を殺してしまったといい、高僧に赤ん坊を生き返らせてほしいと涙ながらに訴えた。
「では、寺の庭にある蘇らせの木で首を吊りなさい。さすれば、あなたの命の代わりに赤ん坊が蘇るでしょう」
母親はためらったが、それで赤ん坊が生き返るのならと、首をくくり、命を絶った。
しかし、赤ん坊は生き返らなかった。
高僧の弟子が「なぜ、赤ん坊は生き返らないのです?」とたずねると、
高僧は
「これで、いいんですよ」と笑った。